※この作品は非常にグロテスクな要素を含みます。
寄生虫や感覚神経の改造、リョナ要素が苦手な方はお控えください。

お姉さんに捕まって、特殊な改造が施された寄生虫を体内に入れられることになった「あなた」。
この虫は神経組織に接続し、痛みや苦しみ、恐怖、寒い熱いといった脳が不快に感じる信号を送信し続ける上に、宿主の細胞を食らって増殖していくとのこと。拘束されうごけないままに視界は歪み、激痛が襲い、不快感に耳鳴りがやまず、皮膚の下を虫が蠢く気配だけは鮮明で……
研究者のお姉さんが絶望的な状況を耳元で囁いて追い打ちをかけてきます。

総再生時間:22分(分割2トラック)
illust:moff様

「皮膚が張りつめ、下で何かが増殖している感覚がますます強くなってきたでしょ。寄生虫はいつでもあなたのそばにいますよ。呼吸、苦しいですよね?この瞬間が一番楽しいです。貴方の全てが私の手に委ねられているのを感じますね」

「これは本来○問において自白用に使われる生物なんです。
こうやって…私の声でやめろ、と命令すると…
ほら不快感が一瞬消えるでしょう?こうして話している時だけ不快感を送り続けるスイッチを切り替えてあげるのです。
ふふ…そうすればほら、不快感から逃れたくて全部話してくれるんですよ。嘘なんて考える暇もスキもありません。
水に2分ほど沈められて浮き上がった時に、呼吸をしない人間などいないでしょう。
まあ、あなたの場合は聞き出したい情報もないし、ただいたぶって遊びたいだけですから。
……ほら、信号を復活させてあげましたよ。せいぜい苦しみなさい」

「現実が溶けていくの、感じますか? 壁を這う怪物、暗い秘密をささやく幻聴、部屋が呼吸するように膨張収縮する…認知機能が壊れているんですよ。貴方の脳と一緒に心が壊れていく音、なんて魅惑的なんでしょう。もう簡単な計算も、できないでしょう?痛みは身体を超え、貴方の自我をこわす圧力となる……寄生虫は神経系を支配し、心と感情を操って恐怖を絶望に、絶望をあきらめに変えるんです。貴方のその情けない叫び声、涙と汗に濡れた顔本当に好ですよ。みっともなくて。
さあ、もっと深い闇に落ちてご覧なさい。どうぞ、最後の理性まで私の虫に差し出してくだませ。貴方の崩壊が私にはこの上ない幸福ですので」